エイミー・ワインハウスが、生前最後のライブで着用したドレスが24万3000ドル(約2800万円)で落札された。スタイリストのナオミ・パリーによる黒地に竹がプリントされたドレスは、ジュリアン・オークションズ開催のエイミーのゆかりの品のオークションに出品。同アイテムを含めた売り上げ総額400万ドル(約4億5000万円)は、アルコールやドラッグの中毒と闘う若者らをサポートするエイミー・ワインハウス基金に寄付される。
「ワインハウスのデザイナー、ナオミ・パリーによる竹と花柄のシルクプリントをスパンクスに落とし込んだボディフィットな特注のミニドレス」と説明されていた同アイテムは、エイミーがアルコール中毒で27歳で死亡する1カ月前となる2011年6月18日、セルビアのベオグラードでのライブで着用された。
予想価格の約16倍で落札される結果となり、デザインを手がけたナオミは「ニューヨーク・ポスト」紙にこう話している。「あのドレスを見ると、とめどない悲しみを感じてしまいます。これからの門出と前進を意味するドレスでしたから。彼女はとても順調だったのです。何か新しくわくわくするようなことを象徴していたドレスが、完全なる絶望へと変わってしまいました」
今回のオークションには、エイミーが2007年のブリット・アワードで持っていた特注のモスキーノのハート型バッグも出品され、こちらも予想価格の約13倍となる20万4800ドル(約2300万円)の高額落札となった。同オークションへの出品アイテムのいくつかは、11月26日からロンドンのデザイン・ミュージアムで開催される展覧会「Amy: Beyond the Stage」で展示後、落札者のもとに届く予定だ。
Text: Bangshowbiz